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そのメカニズムを知るということは、対策にも繋がりますので大切なことは自分がまずどんな花粉症なのかということを知ることです。
IgE抗体とは花粉が体内に入った際、花粉をアレルゲンとして免疫反応が起こり、その過程で作られる抗体のこと・・・
スギ花粉症を筆頭に、花粉症の種類は日本全国で有名なものだけでも30種類以上があります。
スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、今や国民病とも言える言えるほどになってしまっています。
すでに人口の15%の日本人がこのスギ花粉症で悩まされていると推定されています。その有病率は都市部ほど多いとされており、毎年スギ花粉症飛散時期の春先ではテレビや新聞などでも大きく報じられるのはご存知かと思います。
スギ花粉症の治療にかかる費用も莫大で、その総額は3000億円以上の膨大な額にも及びます。
スギ花粉症による治療や労働意欲の低下まで考えれば、その全体が及ぼす損失利益は計り知れないものともなります。
ヨーロッパにおけるイネ科の花粉症、アメリカのブタクサ花粉症、それにこの日本のスギ花粉症を合わせて世界の3大花粉症とも言われています。
この被害甚大なるスギ花粉症も第二次世界大戦以前にはほとんどみられるものではありませんでした。ここ10年から20年の間にスギ花粉症で悩む人が急増したということになります。
そしてスギ花粉症で悩み人は、さらに年々増え続けているということです。
日本は長年花粉症で悩む人はいない民族だと思われていました。
その後、1960、1961年の2年にわたり、荒木英斉先生が東京地区の空中花粉の季節的な変動を調べました。そして次ぎにヒトの身体への感作程度をみるため花粉抽出液による皮内反応を施行し、ブタクサ花粉による花粉症の1例を報告しました。
今では花粉症といえばスギ花粉症というくらい代表的なものですが、スギ花粉症は齋藤洋三先生(元東京医科歯科大学耳鼻咽喉科助教授)が栃木県は日光地方でとある耳鼻科に勤務していた時に、3月から4月にかけて鼻、眼、咽頭にアレルギー症状を訴える21症例に出会ったのがそのきっかけでした。
齋藤洋三先生は「栃木県日光地方におけるスギ花粉症 Japanese Cedar Pollinosis の発見」という論文を1964年に発表し、その詳細報告をしています。
当時は今ほどのスギ花粉症の人はまだいませんでした。
しかし現在では多くの国民がこの病気に苦しんでいます。
では、なぜこんなにも増加してしまったかにつきましては、非常に興味深いテーマであり、多くの研究者がその要因を検討しています。
考えられる要因は以下のものです。
(1) 飛散しているスギ花粉が増加したため
(2) ダニによるアレルギーの増加し、アレルギー発症の引き金が引かれ、そのためにスギ花粉症も増えたため
(3) 大気汚染とくにデイーゼル車が排出するガス中にある排出微粒子の悪役説
(4) 欧米風の食生活へと日本人が変化したため
(5) さらに最近の清潔志向により細菌による感染機会が減少したり、抗生物質を乱用により腸内細菌叢が変化し、アレルギーにかかりやすい体質になったことなどが考えらます。
まだまだ急増するスギ花粉症原因の、さらなる要因追求が急がれています。